■高知の夏、はじまる。よさこい祭り2015の日程と楽しみ方

よさこい祭り数か月前から、祭りムードが高まっている高知。
商店街を歩いていても、郊外のお店などに出かけたときも、あちこちから聞こえてくる「鳴子」の音とレッスンの声。その音を聞けば、心がワクワクするし、夏本番!って思うのが高知県民だと思います。 
いなん
「高知よさこい祭り2015」は以下の日程。

9日(日)  よさこい祭り前夜祭  17:30~22:00 
       高知市納涼花火大会  19:30~21:00
10日(月)よさこい祭り本番・1日目 12:30~22:00
11日(火)よさこい祭り本番・2日目 12:30~22:00
12日(水)よさこい祭り後夜祭&全国大会 13:30~22:00

今年は総勢206チーム、県内外から多ジャンルのチームが集います。

それぞれの日程で楽しみ方が違うのでちょっとご紹介。

●「前夜祭」…昨年の受賞チームの今年の演舞をいちはやく見ることができます。私はどちらかというと花火大会派で、今年も花火に行ってきまーす。

●「本番2日間」…高知県の西から東、そして全国から集う205チームの競演を鑑賞できる。正統派からヒップホップ系など個性豊かなチームの踊りが見られて楽しいです。2日目の夜には受賞チームが決まるので、受賞チームの歓喜の声がまちに響いたりしています。

●「全国大会」…全国各地のチームがエントリーし、今年の頂点を決める大会です。地域性が色濃く出ているので、私は全国大会がすごく好きです。特に県外からわざわざ踊りに来てくれているということもあって、笑顔がキラキラですごく楽しそうに踊っている踊り子が多い。その姿を見ると元気もらえるし、じーんとしてしまいます。

●「後夜祭」…今年の本番での受賞チームの演舞を楽しむことができます。後夜祭の後は、ひろめ市場がすごいことになっています!これについては、また後でご紹介します。

私としては、本番を1日見に行って、全国大会&後夜祭を見に行くというのが定番コースです。

 
■駐車場は頑張って探すか、自力で「パーク&ライド」!

よさこい祭りの期間は、とにかく高知市内に人がたくさん集まるので、高知の人ならまず車では会場に来ず、公共交通を利用していると思います。

でも、県外からくる人はそうもいかないと思うので、まずは駐車場。市内には地下駐車場、コインパーキングがあるので、混んではいますが頑張って探すのみです。 

よさこい祭り実行委員会では、パーク&ライドの取組はしていないので、郊外の大型駐車場にとめて公共交通で会場に自力で来るというのも手ですよ。

イオンモール高知の「秦演舞場」なら車をとめてよさこいを楽しみやすいスポットです。

ちなみに宿探しはもっと大変。全国からくる踊り子も宿泊するからどこも空いてません!たいへーん。 ふらっと見に来るのが難しいお祭りです…。


■無料の観覧場所は「商店街の競演場」がオススメ

競演場・演舞場は全部で16カ所あります。それぞれ観覧者へのサービスが違っていたりするので、いくつか行ってみるのがオススメです。 
http://www.welcome-kochi.jp/yosakoi/grounds-map.htmlより

一番いいのは、有料の追手筋の「桟敷席」。メイン会場である追手筋は審査本部やテレビ中継、取材カメラが多数いるため、踊り子の気合いが一段と入る場所なので、迫真の踊りを座ってゆっくり見られます。後ろ側の席には屋根があり日除けもばっちり。前売り券が残った時のみ当日販売ですが、だいたい毎年、席が空いているので大丈夫かと。 
その理由の一つは、地元民はあまり桟敷席に座らないからかと。無料で楽しんでやる!という貧乏性の表れか、移動して見たいからでしょうか。だいたい、中央公園や追手筋の桟敷以外のスペース、帯屋町筋と、中心市街地に集まるため、ここはすごい人だらけになっています。 

せっかく来たのに「前の人で見えなーーい」ということが多い。ただ、我慢してずっとそこにいたら、人がはけていきベストポジションに行けたりするので、忍耐力さえあれば大丈夫!

そんな中の、穴場の観覧場所が「郊外の商店街の競演場」です。

高知よさこい踊りの醍醐味は、踊り進む「ストリートダンス」。そこから派生した北海道の「よさこいソーラン」は舞台用にアレンジされた 「ステージダンス」がメインだったりするので、前進が少ない。 

高知よさこいは、ステージよりは断然、道を踊り進む姿がキレイ。その魅力をめいっぱい感じられるのが、広々とした道路を踊り進める「商店街の競演場」だと思うのです!

なかでも私的にオススメなのが「梅ノ辻競演場」「菜園場競演場」「升形競演場」です。
東陣
菜園場競演場

中心市街地から、どちらも路面電車で移動約5分くらいですし、比較的すいているので観覧しやすいですよ。

逆に、狭くて踊り子としてはのびのびと踊れないのですが、観客と踊り子の距離が近く、踊り子とコミュニケーションが楽しめるのは「帯屋町筋演舞場」、「はりまや橋競演場」かなー。ここも熱気が伝わって好きです!! 
無国籍
帯屋町筋演舞場

商店街の会場は、アーケードがあったり、テント席があったりと何かしら日除け対策できているのもいいですよー。

■観覧の必須アイテムはこれ!

◎「どこいこサービス」
高知県民はほとんどこれを使って目当てのチームを探していると思います。今いる会場にどんなチームが来るのか、また、今、目当てのチームがどこにいるのかそれが分かれば観覧が倍楽しくなります。 2日目は受賞チームがいち早く見えます。

◎「うちわ」
これはただ、熱さをしのぐだけでなく、踊り子とのコミュニケーションに使えます。 踊り子を仰いであげると、ものすごい笑顔を返してくれたり。 踊っている側からしても、お客さんのエールはすごく嬉しかったりするので、 ぜひ煽って応援してあげてください。ちなみに、見ていたらチームが配ってくれたりするので、持っていかなくても大丈夫!

私は、踊り子や関係スタッフを応援したい思いが高まり「にわか踊り子応援隊」を結成して、応援したりしています。
うちわ
踊り子は、私にとってアイドルです!!ビール片手に、踊り子を仰いだり音楽に合せてノリノリで見れば楽しさ100倍ですよ。今年は出没するかは未定ですが(笑)

◎「路面電車1日乗車券」500円

462

http://www.tosaden.co.jp/train/oneday.phpより


路面電車での移動をお安くしてくれるので、いろいろな会場を巡る方にはおすすめ!

その他、熱中症対策の「タオル・帽子」などはお忘れなく。雨の場合も多いので「折りたたみ傘」もあると便利かなと。そのほか、「折りたたみ椅子」があると便利。場所取りは基本NGだとは思いますが、みなさん結構やってます(笑)。


■今年、注目のチームは!?私的セレクトです。
 
image

◎安定の受賞チーム。衣装、音楽、笑顔、踊りの揃い具合がピカイチ。
・とらっく/ほにや/旭食品/濱長花神楽/俵屋グループ/京町・新京橋 ゑびすしばてん連・・・
今のよさこいの流れを作っているチーム
・帯屋町筋・・・老舗商店街チームの貫録。たまに、広末涼子が登場
・国士無双・・・激しくかっこいい踊りにほれぼれします
・サニーグループよさこい踊り子隊SUNNYS・・・アイドルグループのようなキッズチーム
・上町よさこい鳴子連・・・子どもなのに大人かおまけのしっとりな舞
・早稲田大学踊り侍・・・とにかく若さあふれるエネルギッシュでパワフルで元気もらえます

◎その他の注目チーム
・安芸東陣・・・安芸市/azoomの地元チーム。情熱的で激しい演舞が魅力
・おはな・・・東洋町/高知県の東端、会場まで3時間はかかるまちでよさこい好きすぎてチームつくってしまった代表が友達です。祝!初出場
・高知市役所踊り子隊・・・高知市/よさこい祭り1回目から参加。正調よさこいが見もの。とにかくおじさんの踊りがうますぎるし、みんな楽しそう
・かなばる・・・高知市/倖田來未的奇抜な衣装で男性をとりこにしており、毎年衣装が気になってしまうチーム
・ダイヤモンドダイニング・・・東京/今年2回目。代表の松村さんが自身が病気であることを告白。いろいろな思いでよさこいチームをつくられたようなので応援したいなと

◎当日参加チームで踊ろう!
市民憲章よさこい踊り子隊・・・音楽がポップ!よさこい見ていて踊りたいと思ったらぜひこのチームで♪

ぜひ、いろいろなチームを見て、お気に入りを発見してくださーい。


■よさこい祭りと地域活性化について

さて、私はよさこい祭りが好きです。小学校から中学校まで踊り、大学の卒業論文は「よさこい」をテーマに書いたくらい。大学生の頃からはもっぱら見る側ですが、とにかく、よさこい祭り期間中の熱気と、鳴子の音、地方車から聞こえるお腹に響くような音を聞くと血が騒ぐのです。まさに、小さいころから刻まれた「よさこいの血」が流れてしまっているようです。

そもそも、戦後の復興のため、市民の楽しみを作ろうと 始まった「高知よさこいまつり」。 徳島県の伝統ある美しい舞の阿波踊りに対して、 高知よさこい祭りの踊りは「フリーダム」ではないでしょうか。 衣装も踊りも音楽もほぼ自由!だから、若い人からお年寄りまで、高知県全体からチームができてきた。

そして今も廃れず盛り上がっているのは、踊ることの開放感や仲間とのチームワーク、人との出会いなど暮らしを楽しくしてくれるキーワードがいっぱいだからではと。 

比較的新しくできた文化ですが、その自由の波は、全国へ広がり、今や流行最先端の原宿・表参道で「スーパーよさこい」も行われています。

人口がどんどん減っている高知県ですが、よさこいのために帰ってくる若者がいたり、はたまたチーム内でカップルが出来て結婚につながったり、今は本家で踊るために移住までしてくれる人がいます。よさこい祭りがなかったら、もっと高知は元気がなかったように思われ、 先人への感謝の気持ちが沸いてきます。
 
よさこい祭り最終日、後夜祭の後、ひろめ市場には、県内外のチームが集まり、打上げが行われています。 
image 
どこかのチームの曲が流れたら、他のチームが一緒になって踊る。みんな笑顔あふれていて幸せそうです。全国の人が「よさこい踊り」を軸に心を通わせられる、本当にすばらしいことですね。 
この時期になると、いつもこんなことを考えてしまします。

ぜひ、楽しい高知のよさこいの夏を、一緒にすごしましょう!